救急・中毒

救急・中毒 毎日確認シート

毎年6〜9問・臨床ビネットで"次の一手"を問う。型=「まず行う処置」「誤っているもの」「禁忌」。数字と一手の1対1で取り切る。


🔥 毎朝ここだけ音読(5つの一手)

  1. ショックの初期輸液=等張晶質液(生食/乳酸リンゲル)20mL/kg を急速静注、反応を見て反復(〜60mL/kg)→改善なければ昇圧薬。※DKA・心原性・重症貧血はボーラスを避け慎重。
  2. アナフィラキシー=アドレナリン0.01mg/kg(1:1000・最大0.3〜0.5mg)を大腿前外側に筋注(第一選択・抗ヒスタミン/ステロイドは補助)。
  3. ボタン電池が食道に停滞=2時間で液化壊死→緊急内視鏡摘出
  4. 催吐禁忌=腐食性(酸/アルカリ/漂白剤)・石油製品(灯油)・意識障害・痙攣
  5. BLS圧迫:換気=単独30:2/2人15:2、深さ胸郭前後径1/3、脈確認は乳児=上腕・小児=頸/大腿

1. 脱水・輸液【頻出・毎年】

重症度 体重減少(小児) 所見
軽症 〜5% 口渇・粘膜やや乾燥・尿量やや減
中等症 〜10% 皮膚ツルゴール低下・大泉門陥凹・乏尿・頻脈・CRT延長
重症 ≥10〜15% ショック(血圧低下・意識障害・末梢冷感・無尿)

2. ショック【頻出】


3. 誤飲・中毒【頻出】

物質 対応の一手
ボタン電池(食道停滞) 2時間で液化壊死→緊急内視鏡摘出。胃内・無症状・<20mmは経過観察可
タバコ 2cm(葉2枚分)基準・水/牛乳を飲ませない(ニコチン溶出)・無理に吐かせない・1時間無症状なら経過観察可
腐食性(酸/アルカリ/漂白剤) 催吐・胃洗浄禁忌(再度粘膜損傷)・希釈も慎重・内視鏡評価
石油製品(灯油/ベンジン) 催吐禁忌(誤嚥性肺炎)
アセトアミノフェン 症状でなくRumack-Matthewノモグラム(4h値)・解毒NAC(8〜10h以内)・活性炭1h以内
豆・ナッツ 5歳未満に食べさせない(気道異物)

4. 気道異物・誤嚥


5. 心肺蘇生(BLS/PALS)【毎年】


6. アナフィラキシー【頻出】


7. 熱傷・溺水・熱中症


8. その他の急性気道・鎮静・薬


復習フラッシュカード

Q1: 小児のショック(敗血症性含む)の初期輸液は? A: 等張晶質液(生食/乳酸リンゲル)20mL/kgを急速静注、反応を見て反復(〜60mL/kg)、改善なければ昇圧薬(アドレナリン/ノルアド)。DKA・心原性はボーラス回避。

Q2: アナフィラキシーの第一選択と量・部位は? A: アドレナリン0.01mg/kg(1:1000・最大0.3-0.5mg)を大腿前外側に筋注。5-15分で反復可。抗ヒスタミン/ステロイドは補助。皮膚症状は80-90%(無くても否定不可)。

Q3: ボタン電池・タバコ・腐食性の対応の違いは? A: ボタン電池食道停滞=2hで液化壊死→緊急内視鏡摘出/タバコ=2cm基準・吐かせない・1h無症状は経過観察/腐食性・石油=催吐禁忌。

Q4: 小児BLSの圧迫:換気比・深さ・脈確認部位は? A: 単独30:2/2人15:2、深さ胸郭前後径1/3、脈確認は乳児=上腕・小児=頸/大腿(10秒以内)。乳児圧迫は1人法二本指/2人法両母指。

Q5: 溺水でハイムリックは?乳児の窒息解除は? A: 溺水ではハイムリック非推奨→即CPR(人工呼吸主体)。乳児窒息=背部叩打5回+胸部突き上げ5回(ハイムリック禁忌)、1歳以上=腹部突き上げ。

Q6: 急性喉頭蓋炎でやってはいけないこと・優先することは? A: 咽頭を舌圧子で覗く/刺激するのは禁(閉塞誘発)。SpO2保たれても気道確保(挿管/気切準備)を最優先+酸素。流涎・tripod位・含み声。

Q7: 催吐が禁忌なのは?アセトアミノフェン中毒の判断は? A: 催吐禁忌=腐食性・石油・意識障害・痙攣・6か月未満。アセトアミノフェンはRumack-Matthewノモグラム(4h値)で判断・NAC(8-10h以内)。

Q8: 鎮静の絶飲食ルールとモニタリングの要点は? A: 2-4-6(清澄水2/母乳4/軽食6)。パルスオキシメーターは酸素化であって換気でない→EtCO2(カプノメータ)が換気低下を早期に捉える。